猪瀬直樹さんが指摘する

本を書く際、費用がかかる事が多い。

このエントリーをはてなブックマークに追加  

作家など、本の書き手側から見た電子書籍のメリットとデメリットもあります。
猪瀬直樹さんが指摘されていました。
◆メリットは、絶版が無いということ。
◆デメリット、書く前の取材費を集めにくいということ。
納得させられました。

【メリットの絶版が無いとは】

そもそも、「絶版」が何故出るかというと本屋さんの棚が一杯になるからです。
そして、要らないと感じられるものが排除されて「絶版」に追い込まれるという流れです。
一方で、電子書籍の場合はスペースをとらないので本屋の棚、倉庫などの物理的なスペースは不要なわけです。
そのため絶版は出ません。

 

【デメリットの取材費を集めにくいとは】

通常、シッカリとした本を書く場合には費用がかかります。
取材のための交通費・宿泊費など。
インターネットでちょこちょこと断片的な情報を集めて書く事もできますが・・
やはり、ちゃんと人に会って取材がしたいものです。
その費用は、通常は出版社が出してくれます。
電子書籍の場合は、それが困難になると考えられます。


デメリットも、かなり大きいと考えられます。。
まさか、著者がいきなり取材費を出すのはリスクが高いでしょう。
よっぽどの売れっ子じゃない限り難しいです。
本の質が全体的に下がるかもしれません。

アメリカでは、日本よりも電子書籍が普及していますが・・
この「コンテンツ制作の初期費用」の対応はどうしているのでしょうか?

 

アメリカでは、
出版社が著者に「前渡しの契約費」のようなお金を支払うそうです。
このお金で、著者は生活がある程度保障されるし取材費も捻出できる。

 

その変わり、
例えば
「1万部以内なら、何部売れようとも著者には『前渡し契約費』以上のお金は入らない。1万部以上からは、歩合制で著者にお金が入る。」
というような契約です。

 

理にかなっていると思います。
もしも「全部、歩合制」となると、著者のリスクは大き過ぎます。

書き手側から見る電子書籍のメリットとデメリット関連ページ

電子書籍のメリットについて
電子書籍は、「機械やデジタルは苦手なので無理。」と考えることはもったいないです。電子書籍のメリットは凄いものです。最大のメリットは「場所をとらない」ということですが・・その他にも、さまざまなメリットがあります。
電子書籍の普及は、グーテンベルクの「活版印刷」革命に匹敵するかも
電子書籍の普及は、15世紀のドイツのヨハネス・グーテンベルクの「活版印刷」革命に匹敵するとも言われています。それほど凄い電子書籍とは、どのようなものでしょうか。
猪瀬直樹さんと西田宗千佳さんの対談。電子書籍の未来を語る。
電子書籍の未来について、猪瀬直樹さんとITジャーナリストの西田宗千佳さんが対談をしていました。西田さんは「iPadvsキンドル」という本を書かれた方で有名です。非常に興味深い内容です。
本を電子化して「電子書籍」にしようという発想自体が陳腐という説
電子書籍は、新しい技術で注目されています。ところが評論家の中には、「本を電子化しようという発想自体が時代遅れ」と考える人もいます。興味深い説です。
電子書籍の端末競争は、キンドルよりも汎用型が有利
電子書籍の端末競争は激しいです。キンドルとかiPadなど。さまざまな端末が出ています。「キンドル」で買った本はiPadでも読めます。そのためキンドルというフォーマットは残りそうです。ただ端末としてのキンドルは厳しいかもしれません。
大型書店と専門書店は、電子書籍が普及しても生き残りそう
電子書籍が普及すると、書店や出版社は生き残れるのでしょうか?おそらく大きな書店と、専門書店は生き残ると予想されます。厳しいのは中途半端な規模の書店でしょう。
コストが下がる電子書籍。誰かがボロ儲けでは普及しにくい。
普通の紙の本と電子書籍が同じ値段だ販売されるケースもあります。電子書籍は、紙の本に比べてコストが低くなるのが特徴です。印刷代・用紙代、そして取次店の利益と本屋の利益、これらが電子書籍の場合は大幅に低くなります。そのため紙の本と同じ値段で、どこかがボロ儲けというスタイルは定着しにくいでしょう。
正規品が適正価格になれば、電子書籍の違法コピーは減る説。
音楽業界ではiTunsのような正規品が安く普及した事で、違法コピーは減りました。なぜなら、消費者側も「ちゃんとした商品が安いのに、ウイルス感染などのリスクをとってまで違法コピーで買おうとは思わない。」という事でしょう。電子書籍でも似たような現象が起きるかもしれません。
過去の本の再ブームも期待できる電子書籍
出版社は、新刊はガンガン宣伝をします。一方で過去の本は、あまり売り込まない。電子書籍が普及すれば、過去の本の再ブームも期待できます。絶版が無いところが電子書籍の良いところです。